スピリチュアリズム・芸術表現 伊丹 裕

 

かって中世でアーティストと呼ばれていたのは、占星術師か医者であった。
時代の価値を変換し、新しい価値観を創出する人達の総称である。

アートの分野を超えて、様々な角度から考察し、創造的な思考を獲得するための刺激を与えることを 目的に開講される。学生に限らず、自らを再構築し、本物を思考するアーティスト達よ集まれ。

美学校の歴史の中に、創造の錬金術師養成教場ともいうべき「 最終美術思考工房 」が存在した。 コンセプチュアル・アートの創始者、松澤宥の主催する教場であり、既存の価値を変換し、新し い価値観を創出するために思考する場であった。思考カリキュラムには、宇宙論、量子力学、マ ンダラ、ユートピア、エロス・タナトス、記号学、アナグラム などの当時の思想体系の修得を 図ることを目指し、もう一方では、超科学、ユーフォロジー、超古代文明、錬金術、神秘学など のオルタナティブな思想体系を学び、創造的な思想のパラダイムシフトへの道が計画されていた。

本講座は、かっての教場に在籍した美術家がナビゲーターとなり、自らのテーマを「惑星磁場修 正計画」として考案した思想背景を通して、その流れを継承するとともに、1960年代からの アートシーンを良く知る美術評論家を常任講師として招き、新たなる思想の構築を図る思考教場 となる。さらに、思想背景を存分に有する特別講座などを交えて当時を検証しつつ、未来への軌 跡を探求することで、必要になるであろう思想を浮き彫りにさせ、受講する側に大いなる刺激を 与えようとする試みとなる。

芸術の枠を超えて既存の価値を変換し、新しい価値観を生み出すた めに必要な人間力を養成するー錬金術師養成教場に来たれ。

 

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「常任講師」

伊丹裕
美術家。桑沢デザイン研究所講師。1978、松沢宥のもとで最終美術思考工房修得。1980「美道的表現の言」1991「サーキュレーション・アート提 唱」、1992「波動空間哲学の構築」、1993-2003「惑星磁場修正計画」として地球の磁場を修正する実施プロジェクトを推進。「磁場=意識場」を コンセプトに見えないエネルギーを探求し、視覚・聴覚的に見えるかたちに表現することを試みるとともに、未知なるエネルギーを利用可能にする考え方のメッ セージを発信している。

小倉正史
美術評論家(国際美術評論家連盟会員)、フランス芸術文化勲章シュヴァリエ章受賞、東京にて活動。日本語著作:現代美術アー ル・ヌーヴォーからポストモダンまで(共著)1989。展示会キュレーター:カトリーヌ・ボーグラン、赤い死のマスク(1994)、 Sarkis-Zone(1994)、都市の風景バンコック(2003)、シンポジウム:大阪国立民俗学博物館(2003)。 主要訳書:アンドレ・レスレール著「アナキズムの美学」、ブレーズ・ガラン著「アール・ソシオロジック、芸術からの解放」、ジャ ン・コーヌ「コミュニケーションの美学」。予定:ジャン=リュック・ナンシー著「遠くの都市」(仮題)。

小坂真夕
美学校最終美術思考工房で松澤宥、水上旬に学び、空海が日本の現代アートの原点なのだということを知った。言語によるアー トは、例えばヴィトゲンシュタインは最高だと感じるところから始めよう。そうやってアートに近づこう。

芹沢高志
神戸大学数学科と横浜国立大学建築学科を卒業後、民間のシンクタンクで生態学的地域計画の研究に従事。89年に現代美術と 環境に関わる制作機関「P3 art and environment」を開設し、国内外のアーティストとさまざまなプロジェクトを展開。横浜ト リエンナーレ2005のキュレーターを務める。著書に『この惑星を遊動する』(岩波書店)、『月面からの眺め』(毎日新聞社)、 訳書にB・チャトウィン『ウィダの総督』(めるくまーる)、K・ブラウワー『宇宙船とカヌー』(ちくま文庫)、B・フラー『宇 宙船地球号操縦マニュアル』(ちくま学芸文庫)など。

長澤章生
美輪明宏を始め、歌手、女優の舞台衣装を手がけるファッションデザイナーとして活動しつつ、美術に強い関心を持ち、アーティ ストとのコラボレーションによる活動も平行して続ける。松澤宥との出会いから松澤宥のパフォーマンスの記録を収録。アート パブリッシャーとして、会田誠、森山大道、田名網敬一をはじめ約30作家のアーティストとのコラボレーションTシャツを制 作し、全国の美術館のミュージアムショップやアートショップで展開の他、東京都現代美術館や森美術館他、大型美術展の展覧 会グッズの開発をする。 2002 松澤宥、80年問題マルチプル出版。2004 宮島達男とのコラボレーションによるワークショップ形式のアート プロジェクト「Art in T-shirt project」スタート。2005 マシューバーニー「ドローイングレストレイント9」版画作品出版。 2006 森山大道個人写真誌「記録」を復刊させ、以後年4号ペースで出版予定

能勢伊勢雄
映像作家・美術展企画:水戸芸術館『ANOTHER WORLD』展連動企画『超越思考講座・アナザーワールドへのプロローグ』企画 ならびに講師、水戸芸術館『ジョン・ケージのローリーホーリーオーバーサーカス』展の3企画と映像作品上映、『山形国際ド キュメンタリー映画祭'95』にて映画作品が選出上映される、備前市商工会議所主催『備前アートイベント』のアシスタントディ レクター('89-'95)、岡山・倉敷市連携文化事業『スペクタル能勢伊勢雄1968-2004』展開催、広島市現代美術館『松澤宥と9つ の柱』展に作品出品、水戸芸術館『X-COLORグラフィティin Japan』企画、岡山市Galeria Puntoにて『PORTOGRAPH  能勢 伊勢雄 写真展』開催など多数

その他、受講内容により決定されます。

講座情報

定員12名

土曜日:午後6時半~午後9時半
教場は、パラグローブ(高円寺)になります。
〒166-0012 杉並区和田13-54-5 B1 
03-3315-6950

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イベント情報

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ウェブサイト

オフィッシャルサイトなし

関連書籍

著書

『この惑星を遊動する』(岩波書店)
『月面からの眺め』(毎日新聞社) 

訳書

B・チャトウィン『ウィダの総督』(めるくまーる)
K・ブラウワー『宇宙船とカヌー』(ちくま文庫)
B・フラー『宇 宙船地球号操縦マニュアル』(ちくま学芸文庫)

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