リトグラフ(石版画)工房 佐々木良枝・増山吉明

リトグラフ(石版画)工房 佐々木良枝・増山吉明

自由な線や風合いを出すことができ、また、筆やペンで描いた水彩画のタッチやにじみ、複雑な色合いを出すこともできます。版画の技法の中でもっとも絵画に近いといえます。

リトグラフは水と油が反発する原理を応用し、描いた絵を化学変化させて版にし、描画部分にのみインクを付着させ、プレス機で刷ることで絵を創ります。化学変化をさせて作る版である為、描かれた画面が自分の意に反して、抑揚の無い平板な調子の乏しいものになったり、絵が壊れたりすることもあり、「描き」「版作り」「刷り」の技術や知識を習得する必要があります。

当工房では、石の版を使って技法を学びます(特殊な石であることや作業に水場なども必要なため、石を使っての作画が出来る工房はあまりありません)。石の版、また、金属版(アルミ版)、を使った技法やPS版による写真製版技法も学びます。それぞれできあがる版の具合が違うので、特質を知り、活用できるとより幅広い表現方法を持つことができます。

リトグラフは、さまざまな” 描く” で自分の絵画表現を探求することが可能です。
描くでも版を媒介とするので、思いがけないものにも出会ったりする喜びがあります。
自分のイメージに接近していくには、手を動かし絵を描き、絵を創りあげていくことです。そうすることで、自分の方法を見つけていけるのではないでしょうか。

佐々木良枝
 

授業内容

前期
●石版石による制作(石の研摩・描画・製版・刷り)
クレヨン画、ペン画、解き墨画
●PS版(写真製版)による制作(描画・感光製版・刷り)
コラージュ、フロッタージュ、ドロッピング等
中期
●石版石による制作
●PS版多色刷りによる制作
表現について考え、自分の表現方法の模索・構築
●アルミ版による制作
後期
●自由制作
●制作発表の方法論学習(作品の見せ方、空間づくり等)

表現のために/自分を貯めるー構築する

探し 取材する・切り取る・決める・盗み取る等の作業
「かわいい」「きれい」「かっこいい」「おもしろい」
自分が心惹かれるもの、おもしろいもの…自らを動かしうる動機(モチーフ)

よく観察する・考察する・認識する
何故それがいいか、どんな方法だから、こんな風に見えるのか、自分の嗜好、好むものをより認識する

言葉にする
観察して、考察して認識したものを言葉にする。思考し、曖昧とした考えを明確化する、潜在意識が引き出される
記憶は薄れる、言葉にしたものは残る
人に自分の言葉を示し、人とディスカッションすることで、より明確化し、付け加えられる

貯めていく
貯めたものを増やしていく、連想を広げ、よりイメージ化する、たまった情報を編集する。どんな表現方法で何を表現するか思考する/一つの表現方法として、この工房では、リトグラフを制作する。

[生徒持ち用具・材料]

描画材料 クレヨン・解き墨・筆・インク・アルミ版・PS版その他
版画用紙 あて紙・試し刷り用紙・本刷り用紙

講座情報

定員 10 名
火曜日:午後1時~午後5時

イベント情報

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ウェブサイト

オフィッシャルサイトなし
石版画について  元受講生による解説

関連書籍

 

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