絵と美と画と術
都築潤+佐藤直樹+マジック・コバヤシ
+池田晶紀+小田島等
わたしたちはイラストレーションやらデザインやら映像やら写真やらに関わる仕事を生業としてい る者です。5人とも微妙に超領域的というのか脱領域的というのか要するに各業界的にはちょっとズレた位置で仕事をしている感がありますが、本当はどんな業 界のどんな仕事もそれぞれにズレているだけでありピッタリな名称の対応などはないという認識をわたしたちは持っています。
この話の 続きは講座の中で展開させていただくとして、わたしたちは仕事の合間に夜な夜な集まってブカツ(絵画部)を行ってきました。活動の中心は「絵画」「美術」 「アート」「デザイン」等々を対象とした考察や論議(および各々の実践)でした。なぜそんなことが必要なのかというと、生業は生業として皆それぞれの現場 で切磋琢磨しているわけですが(そして時にはいっしょに取り組んだりもするわけですが)、そういう頑張り方だけだと何かが硬直してしまうのです。そんなふ うに発生した5人のブカツですが、この講座「絵と美と画と術」も同じような課外活動の一環と言えます。そして、考察や論議(および各々の実践)を個々の仕 事に還元するだけでなく、新しい創造に繋げていこうと考えています。
参加は、イラストレーションやらデザインやら映像やら写真やら を将来の仕事として考えている人でもそうでない人でもかまいません。が、それぞれの業界への近道を探している方には向きません。わたしたちは「絵」のこと や「美」のことや「画」のことや「術」のことを徹底して考え、論じ、実践しようとしていますが、最終的にどこへ向かうかはわからないからです。
こ の、どこへ流れ着くかわからない船に同乗し、ともに舵を取ろうという勇気ある学徒を歓迎します。「絵」「美」「画」「術」のいずれかまたはすべてに強い感 心を持ち、自らそれに関わりたいと考えている人であれば、どなたでも参加できます。ただし、あなたの中にワープ航法的な飛躍を起こせるかどうかは、あなた 自身の自主性が鍵となるでしょう。
バンド活動がそうであるように、メンバー全員の積極性を前提としつつ、個々の表現枠を超えたアウトプットを目指したいと思います。
<講師プロフィール>
都築潤(つづき・じゅん)
1962 年東京生まれ。86 年武蔵野美術大学卒業後フリーランスに。94 年四谷イメージフォーラムを中退。日本グラフィック展、日本イラストレーション展、年鑑日本のイラストレーション他、毎日広告賞他、グラフィック系 コンペで数度受賞。その後アドバタイジングを中心にアイキャッチャーデザイン、タイトルデザイン、テレビ CF 等で種々のイラストレーションを提供し現在に至る。04 年インタラクティブユニット Firelight を編成し「ナイキキッズ」のウェブアドバタイジングで、カンヌ国際広告祭銀賞、アジアパシフィック広告祭銀賞、TIAA 銅賞、 銀賞、One Show Interactive その他2年連続で受賞。
http://www.jti.ne.jp/

佐藤直樹(さとう・なおき)
1961年東京生まれ。北海道教育大学卒業後、信州大学で教育社会学・言語社会学を学ぶ。美学校菊畑茂久馬絵画教場修了。肉体労働から編集まで種々様々な 仕事を経た後、翔泳社でコンピュータのマニュアル制作やその周辺のデザインに関わる。『WIRED』日本版創刊にあたり米国でプレゼンテーションしアート ディレクターに就任。 その後独立し、国内外で受賞多数。森美術館「六本木クロッシング 2007」ではキュレーションとアートディレクションを兼務。CET(セントラルイースト東京)プロデューサー。多摩美術大学造形表現学部デザイン学科准教授。ASYL(アジール)主宰。
http://www.asyl.co.jp/



池田晶紀(いけだ・まさのり)
1978年横浜生まれ。東京都在住。1999年自ら運営していたドラックアウトスタジオで個展を中心に活動を始める。2003年よりポートレート・シリー ズ「休日の写真館」で写真家としての創作、個展での発表(現代美術製作所、東京都写真美術館ほか国内外で活動中)。2006年、代々木に個人スタジオ「ゆ かい」を設立。親しみやすい性格とコミュニケーション能力が反映された写真作品は昨今注目を集め、展覧会以外にも、雑誌・書籍・広告で分野を問わず活躍。 アーティスト三田村光土里とのアートユニット「池田みどり」としても活動。また、コミックバンド「ニューゆかい」としてライブ活動も行っている。
http://www.calmandpunk.com/home/2007/05/creatorsikeda_masanori.html

小田島等(おだじま・ひとし)
1972年東京生。イラストレーター/デザイナー。桑沢デザイン研究所II部卒。95年よりCDジャケットや書籍のデザインを多数手がける。その一方で、 音楽雑誌を中心にマンガやイラストレーションを描く。著作コミックに「無 FOR SALE」 (晶文社)。古屋蔵人、黒川知希との共著に「2027」(ブルースインターアクション)。BEST MUSIC として CD album「MUSIC FOR SUPERMARKET」(Sweet Dreams)をリリースしている。
http://hitoshiodajim.jugem.jp/

マジック・コバヤシ
日本イラストレーション展特別賞、アブソルートアート佳作。株式会社メイウェルにグラフィックデザイナーとして入社。後に横尾忠則氏と石川次郎氏のデザイン事務所株式会社スタジオ・マジック設立に参加。1999年よりフリーランス。グラフィックデザインを軸に映像、写真、インスタレーションなど表現方法にとらわれない制作を続けている。DVD「生西康典 × 掛川康典 × ククナッケ featuring マジック・コバヤシ /Superstar series」をGAS BOOKより発売。「GUNDAM −来たるべき未来のために− 」他多数展示出品。映像作家 100人 2006年版掲載。日本テレビ岡本太郎特番ジングル制作など。ドランクタワーシリーズ、ストリートスリーパーズなど酩酊感をテーマにした各制作の延長で無手勝流バーテンダーもこなす。
講座情報
定員 12 名
金曜日:午後6時半~午後9時半
イベント情報
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ウェブサイト
オフィッシャルサイト、プロフィールに記載
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