絵と美と画と術・しま専科
マジック・コバヤシ+小田島等(+都築潤+佐藤直樹+池田晶紀)
定員 12 名
金曜日:午後7時~午後10時
教程維持費:10,000 円
講師:マジック・コバヤシ
わたしたちはイラストレーションやらデザインやら映像やら写真やらに関わる仕事を生業としている者です。5人とも微妙に超領域的というのか脱領域的というのか、要するに各業界的にはちょっとズレた位置で仕事をしている感がありますが、本当はどんな業界のどんな仕事もそれぞれにズレているだけであり、ピッタリな名称の対応などはないという認識をわたしたちは持っています。
この話の続きは講座の中で展開させていただくとして、わたしたちは仕事の合間に夜な夜な集まってブカツ(絵画部)を行ってきました。活動の中心は「絵画」「美術」「アート」「デザイン」等々を対象とした考察や論議(および各々の実践)でした。なぜそんなことが必要なのかというと、生業は生業として皆それぞれの現場で切磋琢磨しているわけですが(そして時にはいっしょに取り組んだりもするわけですが)、そういう頑張り方だけだと何かが硬直してしまうのです。そんなふうに発生した5人のブカツですが、この講座「絵と美と画と術」も同じような課外活動の一環と言えます。そして、考察や論議(および各々の実践)を個々の仕事に還元するだけでなく、新しい創造に繋げていこうと考えています。
参加は、イラストレーションやらデザインやら映像やら写真やらを将来の仕事として考えている人でもそうでない人でもかまいません。が、それぞれの業界への近道を探している方には向きません。わたしたちは「絵」のことや「美」のことや「画」のことや「術」のことを徹底して考え、論じ、実践しようとしていますが、最終的にどこへ向かうかはわからないからです。
この、どこへ流れ着くかわからない船に同乗し、ともに舵を取ろうという勇気ある学徒を歓迎します。「絵」「美」「画」「術」のいずれかまたはすべてに強い感心を持ち、自らそれに関わりたいと考えている人であれば、どなたでも参加できます。ただし、あなたの中にワープ航法的な飛躍を起こせるかどうかは、あなた自身の自主性が鍵となるでしょう。
バンド活動がそうであるように、メンバー全員の積極性を前提としつつ、個々の表現枠を超えたアウトプットを目指したいと思います。
…と、こうしてはじまった当講座ですが、4年目の今期は講座を運営して改めて浮上してきた疑問に挑むべく、重ねた時間を糧に講座を再構成します。メンバーは相変わらず絵画部の5人ですが、実践編としてマジック・コバヤシがメインとなり、サブ講師の小田島等と共に制作と批評を重視しつつさらなる未来を模索します。絵画部の佐藤直樹、都築潤、池田晶紀も可能な限り参加します。今期も過去の講義と同じく、初期段階は受講生の意思意向をお互いの自己紹介も兼ね、徹底的にプレゼンテーションおよびスクリーニングします。そこで浮かび上がった様々な要素を多角的に考察しながら、それぞれの目的や理想を探るべく制作など行い、成果物に対して批評し合う時間を主軸にして行きます。さらに外部から豪華ゲスト講師を招き、実践的な鋭い質問などぶつけ、講師も受講生視点を汲みながら講義して行く所存です。
また混迷する現代社会において、単なる制作に終わらず外部とコミュニケートして行く為に、経済的視座からマーケットを意識した制作、または独自マーケット開拓を意識した制作を探り、多様な着地点を見つけて行きたいと考えています。我々はなぜ「絵」を欲するのか?なぜ「美」をもとめるのか?「画」とは?「術」とは?原点に戻りながら次の段階に進みます。
ー 2011年度参加ゲスト ー
石黒景太(YOUNG AND ROBOT)、川島小鳥、五木田智央、しまおまほ、スージー甘金、 住吉智恵、曽我部恵一、タナカカツキ、デイビッド・デュバル・スミス(生意気)、ピュ~ぴる、長尾謙一郎、水野健一郎


講座一覧