超・日本・アヴァンギャルド論 

超・日本・アヴァンギャルド論 宇治野宗輝×小沢康夫

全ての芸術運動のルーツとその理念を実践したのはパフォーマンスだ!というコンセプトで2009年度に開講した「超・日本・パフォーマンス論」に更に磨きをかけ、今期は「超・日本・アヴァンギャルド論」と題し、新たなレクチャー/実践の講座を開講いたします。

なぜ今?アヴァンギャルド?死語?と思われる方も多いと思います。
2009年度の講座の中でも、1968年に前衛は終わった、いや、もっと前だ…という議論が行われました。
しかし現在も世界中で日本の前衛芸術表現の研究は行われ、ここ数年世界各地で行われた多文化主義をフィーチャーした国際展の中で、1950年代以降の具体美術協会、もの派、グループ音楽などの名前を聞く機会は多かったと思います。
しかし、日本においては、社会科の授業で近代史がおざなりになるように、20世紀に未来を指向して行われた数々の出来事が、現在の状況にどのように接続しているのか、現場で議論されることはあまり多くないようです。
この状況は、我々日本人は西洋のリニアな歴史観で物事をとらえる必要はない、ということを意味するのでしょうか?
全ての過去のモノがヴィンテージ物として取引される現在においても、現在から未来を作る道具はそこから発掘できないということなのでしょうか?

本講座は、来るべき表現のコンテキストをつくるため、多彩なゲストを招き、美術、音楽、演劇、ダンスなど表現活動全般に置けるアヴァンギャルドの歴史をじっくりと振り返り、検証し、また現在活躍中のアーティストとともに、創作と歴史についてのディスカッションを行い、作品制作を行うものです。

全ての21世紀のアートを指向する人へ必!体験です。

宇治野宗輝×小沢康夫

 

講座情報

定員 12 名
月曜日:午後1時~午後5時
教程維持費:20,000円
 

イベント情報

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以下は、2009年度のレクチャーです。


Lesson 1:物質

6月1日 [1] 描く身体 (ジャクソン・ポロック、具体美術協会、イヴ・クライン etc. ) 、
講師=伊藤亜紗
6月8日 [2] 動物・日常のリアル (ヨーゼフ・ボイス、アルテ・ポーヴェラ、ヌーヴォー・レアリスム etc. ) 、
講師=伊藤亜紗
Lesson 2:観客
6月29日 [1] 同時多発の舞台 (未来派、ブラックマウンテンカレッジ etc. ) 、
講師=伊藤亜紗
7月6日 [2] 環境と参加 (カプロー、エキスパンデット・シネマ、大阪万博 etc. ) 、
講師=伊藤亜紗
Lesson 3:社会
7月13日 [1] 介入する (フランシス・アリス、デモ・パフォーマンス etc. ) 、
講師=森弘治
7月27日 [2] 撹乱する (ハイレッド・センターetc. ) 、講師=桜井圭介
Lesson 4:身体
Lesson 5:スコアと行為
9月14日 [身体 1] 痙攣する体 (暗黒舞踏) 、講師=木村覚
9月21日 [スコアと行為 1] タスクを遂行する (ジャドソン・ダンスシアター) 、
講師=桜井圭介
10月5日 [スコアと行為 2] スコアとインストラクション (ケージ、フルクサス) 、
講師=木村覚
10月12日 [身体 2] 動けない体 (オスカー・シュレンマー、ラウシェンバーグ、ジョーンズ) 、
講師=桜井圭介
10月19日 [スコアと行為 3] 告白する体 (アブラモヴィッチ、クリスバーデンなど) 、
講師=東谷隆司
Lesson 6:場/空間
11月9日 [1] 知覚と配置 (もの派) 、講師=平倉圭
11月16日 [2] 旅に出る (アースワーク、トラベローグ) 、講師=上崎千
Lesson 7:映像
12月7日 [1] カメラの前で (ナウマン、バルダッサリ、アコンチ) 、講師=伊藤亜紗
12月14日 [2] ネットワークで遊ぶ (ナムジュンパイクとか) 、講師=畠中実
Lesson 8:インターメディア
1月18日 [1] 日本の実験場 (実験工房と草月) 、講師=久保仁志
1月25日 [2] 科学者と芸術家 (EATなど) 、講師=畠中実
2月1日 [3] ダムタイプ、講師=畠中実

プログラム補足

  1. 未来派(1920年代)
    パフォーマンスの祖、ノイズの発見者たち
  2. ブラック・マウンテン・カレッジのイベント(1952
    ケージ×ラウシェンバーグ×カニンガム
  3. 具体美術協会の結成(1954)
    絵画の破壊としてのパフォーマンス
  4. 草月アートセンター(1960年ころ)
    安部公房×オノヨーコ×etc.
  5. グループ・ゼロ、アルテ・ポーヴェラ、ヌーヴォー・レアリスムなど
    50~60年代のヨーロッパの動向
  6. エクスペリメンタ3(1969年にフランクフルトで開催された実験演劇祭)
    寺山修司×ヨーゼフ・ボイス×アラン・カプロー
  7. NYドゥワンギャラリー周辺(1970年代)
    ロバート・スミッソン×リチャード・セラなど、
    美術館の外で作品を発表する動き

宇治野 宗輝(うじのむねてる)
1964 年、東京都生まれ。
1988 年、東京藝術大学美術学部工芸科染織専攻卒業。
1993 年より、バイク部品とエレキギターを融合させたオリジナル・サウンドツール「ラヴ・アーム」の製作を開始。以後、ライブパフォーマンスを多数敢行する。
2004 年、サウンドスカルプチャー「ザ・ローテーターズ(THE ROTATORS)」の製作・活動を開始。
『BIENNALE OF SYDNEY(オーストラリア、2006 年)』
『THERMOCLINE OF ART - New Asian Waves - (ドイツ、2007 年)』、
『THE ROTATORS -Robertson and Phillips(カナダ、2007 年)』、
『美麗新世界 : 当代日本視覚文化(中国、2007 年)』、
『ポチョン・アジア・ビエンナーレ 2007(韓国、2007 年)』
など、ここ数年は個展、グループ展、ライブパフォーマンスを主に海外で展開している。09 年初旬にはロンドン、ヘイワードギャラリーにて大規模なプロジェクトを予定している。

小沢康夫(おざわ・やすお)
プロデューサー、日本パフォーマンス / アート研究所代表
2003 年企画・制作事務所、プリコグ設立。コンテンポラリーダンス、現代美術、現代演劇、パフォーマンス・アートなどをプロデュースする。
プリコグ立ち上げと同時に開催された、「Postmainstream Peforming Arts Festival 2003」は国内外より高い注目を集めた。
2008 年代表を退き後進に譲る。同年、日本パフォーマンス / アート研究所を設立。NPO 法人国際舞台芸術交流センター理事。
主な活動に「Postmainstream Peforming Arts Festival」、「東京芸術見本市」「HARAJUKU PERFORMANCE + (plus)」、「TOKYO MIXED STYLE STREET DANCE +」、「ALIVE ART MATSURI」、「蒙古斑革命」,「Spontaneous Core:Beyond the Performing Arts」、「アジア舞台芸術祭」デリー公演、「高木正勝コンサートPrivate/ Public」など多数

ウェブサイト

日本パフォーマンス/アート研究所 http://j-pai.net/bigakko.html

http://the-rotators.com

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